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| 小原 仁の育自講座(従来の自己表現講座の改題) |
「育自講座」は、文字どおり、自(みずか)らを育てることをテーマとしています。
個としての人生においても、対人関係においても、社会や自然に対しても、自立=自律した個人として、身体的・心理的・精神的・社会的な存在として、命の喜びを堪能できる個人として、自らを育てることをテーマとしています。
■講師:小原 仁
■日時:未定
■料金:45,000円(5回分)
■参加・お申し込みはこちらから
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| 育自己表現講座とは 小原 仁 |
相互尊重のコミュ二ケーションを!!
「JBI自己表現講座」は、アサーション・トレーニングあるいはアサーティブネス・トレーニングの流れを汲んでいます。アサーション/アサーティブネスは、自己主張と訳すべき言葉ですが、その日本語のネガティブな語感から、自己表現という言葉が当てられる場合が多いようです。JBlでも、そうした慣例に従いました。
ただ、「JBI自己表現講座」は、内容をもっとも忠実に表現すれば、コミュニケーションあるいはコミュニティ・トレーニングということになると思います。通常、人間はコミュニケーションを通じて、コミュニティーを形成しながら、生きているわけですが、相互のコミュニケーション、コミュニティーの形成・維持において様々なトラブルを抱えてしまいます。
友人関係、恋人関係、夫婦関係、職場の人間関係、教師と生徒(学生)の関係、等々様々の領域で問題が噴出しています。そのような現状のなかで、あなたも大切、わたしも大切という相互尊重のコミュニケーション、コミュニティーの形成・維持が望まれています。「JBI自己表現講座」は、その期待に応えられるものに磨き上げていきたいと思っています。
自己表現の3つのタイプ
自己表現には3つのタイプがあります。ぼくのアサーション・トレーニングの師である平木典子さんの分類を紹介しておきましょう。
さぁ、あなたはどのタイプでしょう。もしあなたが、たびたび「おちこむ」、「むかつく」、「うつになる」傾向が強ければ、アサーティブではないと言えましょう。あなたの人間関係――他人、親しい人、上司、部下、異性、パートナー、お年寄り、若者、好かれたい相手、嫌いな相手、父親、母親、親戚、所属集団のメンバー、……を見回してみてください。

非主張的(引っ込み型)な人は、自分の率直な欲求を他の人に伝えず、欲求を満たすための行動を自発的に、自分から起こさないので、たびたび、不満足感、不安、恨み、怒り、挫折感、後悔の念、人とつき合うのが嫌になる、といった症状か表れてきます。
ひどくなると、頭痛、肩こり、神経性の胃痛など心身症やうつ状態になります。他方で、八つ当たりをしたり、意地悪をしたり、無表情で、慇懃無礼な振る舞いをしたりします。他方で、非主張的な対応をされた相手は、いわれのない恨みや軽蔑を抱かれ被害を被ることになります。
攻撃的な人は相手の言い分や気持ちを無視、または軽視して、相手を犠牲にして自分の欲求を満たそうとします。このような人は、相手より優位に立とうとする態度や、「勝ち負け」でものごとを決めようとする傾向があります。
暴力や大声で怒鳴ったりする場合もありますし、他方で、巧妙に自分の欲求を相手に押しつけたり、相手を操作して自分の思い通りに動かそうとしたりします。
あるいは、非難、侮辱、皮肉、八つ当たり、裏切りや協カしょうとしなかったり、かたくなな沈黙で抵抗したりする場台もあります。結果、攻撃的な人は、恨みや怒りを向けられたり、孤立したりすることになります。
アサーティプ(率直型)な人は考えや欲求や感情を率直に伝え、相手のことも尊重し、自分の欲求を自発的に満たそうとします。率直な自己表現によって対立が起きた場合は、互いに満足できる解決策を見つけるよう、自分から自発的に働きかけていきます。
自分の欲求を満たすために他人の協カがいる場合は、率直に協カを求めます。そして、他の人が協力を求めている場合には、喜んで協カし、援助を惜しみません。アサーティブな人は、不安が少なく、満足感と自尊心が高まり、自信が増していきます。そして、他の人が好意的に接してくれるようになり、人間関係は深まります。
トレーニングでは、アサーティブになること、自分を活かすことができる人間を育てること、相手も自分も大切にする関係をつくること、そしてその人間関係のなかで、相手も自分も自己実現することをめざしています。
自助/共助の関係、自立/連帯の関係、自発/扶助の関係と言っていいかもしれません。
それが、人がみなその人らしく生きられる社会を実現させる大きなカになると思います。
トレーニングの実際
トレーニングでは、基本的には、理論的理解、ペーパーワークによる技法の習得、ロールプレイによる技法の習得、自分にとって困難な場面のロールプレイによるトレーニングを行います。
学ぶ技法は、基本的には、以下の5技法です。
(1)自己開示のメッセージ――自分自身を開いて伝える
(2)応答のメッセージ――イエス/ノーを明確に伝える
(3)協力のメッセージ――必要な協力を適切に伝える
(4)対決のメッセージ――自分の欲求が妨げられた、あるいは妨げられている場合に、
そのことを適切に伝える
(5)傾聴技法――相手の気持ちに耳(心)を傾ける

これらの技法は[図2]のように、それぞれの場面によって使い分けられます。
自分も相手も問題なしのとき、自己開示、応答、協カのメッセージを使うことかできます。
これらの技法を使うことで、人間関係を深めることができます。相手が問題を抱えているときは、傾聴技法を使い、相手の問題解決にむかいます。自分が問題を抱えたときは、対決技法を使い、自分の問題解決にむかいます。
参考文献
(1)リンダ・アダムス エリナー・レンズ/著 近藤和恵 田中きよみ/訳
『女性のための人間関係講座』 大和書房 1986年(JBI在庫あり)
(2)近藤千恵/著 『人間関係を育てるものの言い方――女性のための人間関係講座・実践編
――「あなた」も「わたし」も大切にする自己表現――』 大和書房 1995年 (JBI在庫あり)
(3)平木典子/著 『アサーショントレーニング――さわやかな<自己表現>のために――』
日本・精神技術研究所 発売元金子書房 1993年 (JBI在庫あり)
(4)川喜田好恵/著 『自分でできるカウンセリング――女性のためのメンタル・トレーニング』
創元社 1995年 (JBI在庫あり)
(5)パメラ・バトラー/著 山田真規子/監訳 翻訳工房<とも>/訳
『女性の自己表現術――ノーと言える自分づくり――』 創元社 1996年 (JBI在庫あり)
ワンポイント・レッスン 参考文献 A・エリス『論理療法』川島書店
「感情は考えに対する反応であり、考えは状況に対する反応だ。」
これは、「論理療法」の創始者A・エリスの言葉です。エリスは、人間の言動のもとになるものの見方、考え方の問題点を指摘し、自己成長と人間関係のあり方に大きな影響を与え、貢献した人です。
わたしたちの多くは、感情は、何らかの状況や出来事に対して抱いたり、それから引き起こされる反応であるかのように思っています。たとえば、「あなたがそんなことするから、そんなこと言うから、わたしは傷ついた」と言ったりしますよね。これは、状況や出来事の被害者・奴隷になる道ですね。
でも、エリスはそうではないと言います。感情は、ものごとそのものへの反応ではなく、ものごとをどのように受け止めたかによって引き起こされると言います。だから、受け止め方を変えれば感情を変えることができるというわけです。
状況はコントロール出来ない場合もありますが、受け止め方(考え方)は自分が選ぶわけですから、感情の主人になれるわけですね。加害者/被害者の構図から、自分の感情に責任を持つ自律/自立への道が開けてきますね。
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